占いで管理職のお悩みを解決する「ビジネスお悩み相談室」。
今回のご相談は、クライアントからクレームを受けてしまうほど我の強い部下を持つ方からの、会社での人間関係に関するお悩みです。
ココロの占いサプリでは、「ビジネスで使える管理職の占い行動学のススメ・部下と距離を縮めるヒント集」をテーマに、みなさまのビジネスのお悩み、ご相談にお答えしています。日常のお仕事でのヒントになれば幸いです。
お悩み「人間関係：部下の我が強い」
今回の相談者さんは、こちらの田中さん（仮名）です！
よろしくお願いします
こんにちは！早速ですが、田中様はどんなお悩みを？
はい、部下の我が強くて困っています
めちゃくちゃアピールしてくるとか？
いえ、それならまだ良いんですが……
深刻そうですね
ええ、クライアント様からクレームが来たほどで……
ええっ！？クライアントからクレーム！？どういうこと？
それがですね……
今回の相談者様のお悩み
田中様のお悩みは「部下の我が強い」というものでした。
田中様がお勤めの会社はWeb制作会社で、田中様はWebデザインチームのリーダーを任されています。
そのチームの部下の方（以下：部下）は、自分の美的センスに絶対的な自信を持っており、上からの指示に反抗的な態度を取ることが気になっていました。同僚たちのデザインに対しても辛口の批評をして、周りからは「めんどくさい奴」と思われています。
社内だけならまだ良かったのですが、先日、ついに顧客からクレームが入ってしまいました。顧客の要望に寄り添わず、「絶対こっちのデザインの方が良い」と偉そうに意見してしまい、それが先方の担当さんの逆鱗に触れたのです。
田中様は部下のデザインセンスを認めた上で「デザインはアートとは異なり、クライアントの要望に応えるのが最重要事項」と諭したり、人を見下しがちな態度について注意したりしましたが、部下は拗ねてしまい態度に改善は見られませんでした。
もっと素直に人の話を聞いてくれればと思うんですが……。あと、変に高いプライドもどうにかしてくれたら、と
うわー……確かにめんどくさそうな人ですねぇ……
生年月日を伺いましたが、お二人は同い年なんですね
はい。それもあって、部下に舐められているというか、軽く見られているというか……。うーん、立場上困るんですけどね（苦笑）
同い年だと、生まれ年から見る本命星は同じになります。同じ星を持つため相性は良いはずなのですが、とにかく鑑定してみましょう
よろしくお願いします！
鑑定結果
九星気学による鑑定結果
田中様の本命星
五黄土星（ごおうどせい）
- 威厳と統率力を持ち、面倒見が良く生まれながらのリーダー素質。
- 表面上は柔らかでも芯が強く忍耐強い性格。
- 欠点は周囲の人を圧倒するパワーで人をおびえさせるところ。自分の意見が一番正しいと思い、欲求を周囲に強く伝えがち。意地っ張りでプライドが高い一面も。
部下の本命星
五黄土星（ごおうどせい）
- 同上（田中様の鑑定結果と同じです）
田中様の傾斜宮（けいしゃきゅう）
坤宮（こんきゅう）
- 全てを公平に受け入れ、相手に優しくできる。
- 真面目で努力家。
部下の傾斜宮
震宮（しんきゅう）
- 雷のような人。稲妻と雷鳴のような激しさを持っている。
- 自意識過剰なくらい積極的に行動し、向上心がある。
「本命星」と「傾斜宮」
九星気学は生年月日（生まれ年）から照らし合わせて自分の星を割り出す占いです。「本命星」とは、その人の生まれた年の九星のことで、外面の性格や本質を知ることができる九星気学では最も大切な要素のひとつです。
また「傾斜宮」では内面に隠された性質や才能など、より詳しい資質などを知ることができます。
四柱推命による鑑定結果
田中様
日柱十干は「庚」（かのえ）、十二運星は「沐浴」（もくよく）、通変星は「偏官（へんかん）」
- 論理思考で物事を理性的に判断して目標達成しようとする。
- 人との付き合いも上手くテキパキと仕事をこなし、人を使うことも上手い。
- 礼儀正しく真面目なリーダータイプ。
部下
日柱十干は「癸」（みずのと）、十二運星は「長生」（ちょうせい）、通変星は「偏財（へんざい）」
- 自分の技術や力にプライドと自信を持っていて、思うままに行動することで力を発揮し結果を残す。
- 自分中心的な満足感に浸り人生を楽しむことで、どんな困難でも乗り切り成功できる。
- リーダーになると周りに耳を傾けないところが多少ある。営業職が適職。
「日柱十干」「十二運星」「通変星」
四柱推命は、生まれた時・日・月・年から導かれた四柱をもとにその人の生まれ持った可能性を知る占いです。「日柱十干」とは、四柱（時・日・月・年）と十干（甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸）の組み合わせより導き出されます。
また、「十二運星」は人の一生を表したもので、才能を発揮できる環境がわかるほか、「通変星」では十干の組み合わせによりその人の性格や資質がわかります。
自分がリーダー気質とは自覚していませんでしたが、実際リーダーになっているわけで、少なからず素質があったということなんでしょうか。なんだか照れますね
相談内容を聞いている時も、分かりやすく説明してくれたし、論理的思考ってのも当たってるよね！
きっと職場の皆さんから信頼されて慕われていらっしゃるんでしょうね
いやぁ、そんな……。それよりも、部下の性格が、まさにピッタリ当たっていて驚きました！まさにその通り、本当にプライドが高くて自己顕示欲が強いんです
お話伺っている時から、そう感じていましたが、ハッキリと鑑定結果で出ましたね
でも、生まれ年で見る本命星だと同じで、僕もプライドが高いって出たんですよね。あんまり自覚ないけどなぁ……
田中様からは、良い意味でプライドの高さを感じますよ。仕事に誇りと責任を持っていらっしゃるのがよく分かります。現に、こうして部下をどうにかしたいと相談しているその行動力こそ、まさにパワフルです
内に秘めたる情熱ってとこかな。同じパワーやプライドが、部下さんは全面に出まくっちゃってるってことか
なるほど……これ、おもしろいですね。自分も知らなかった自分が見えてきます。それで、先生、僕はこの部下にどうやって接していけば良いですか？
それでは、具体的なアドバイスといきましょうか
祐生先生からのアドバイス
今回の相談のきっかけとなったクライアント様からのクレーム。
これはかなり深刻な悩みだと思いますので、部下の方の過剰な自信と曲げられない主張へのアプローチ方法を中心にアドバイスしますね。
実は私、40年ほど印刷会社で営業に携わっていたのですが、デザインは本当に難しいですよね。自分が思う100%は必ずしもお客様の100%ではないし、80%と思っていたデザインがお客様の120%となることもあります。
デザインには正解はありませんし、判断基準は”本人”の好みや価値観となります。
ここで注目したいのが、部下の方は自分のデザインがお客様にとって最良だと考えている点です。もし本当にそのデザインがベストなもの、最高なものだと心から自信を持っているならば、大切なのは「意見を押し通すこと」ではなく「気付いていただくこと」です。
そのために必要なのは「自分から気付くこと」です。お客様の想い、好み、望む未来に部下本人が気付くことから始める必要があります。そうすれば行動が変わり、運命が良い方向へと変わります。
部下の方がそうなるために、田中様がどうアプローチするのか。
「やってみせ、いって聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
人材育成について、こんな言葉があります。
田中様はリーダーとしての統率力を本質的に持っており、部下の方は田中様がいざという時に力になってくれると思っています。
部下の方が雷のように自己主張し存在感を示すのに対し、田中様は土を耕し作物をじっくり育てるタイプです。相手の主張を否定せずに受け止めながら、諦めて見放さずにじっくりと育てていくことが大切です。「いつも自分が正しいと思うことを控えることで道は開ける」と教え、謙虚さを身に付けるよう促すと良いです。
田中様が、お客様の意見に耳を傾け寄り添う姿を「やってみせ」、謙虚であることや気付くことの大切さを「いって聞かせ」、実際に部下の方に「させてみせ」、そして良いところを見つけて「ほめてやる」ことで、きっと部下の方の態度や言動は良い方向へと変わるでしょう。
最後に、部下の方は「お客様のために最良のデザインを」という想いが強すぎるあまり、長所が短所となり強く主張しすぎてクレーム沙汰となってしまいました。
また、田中様は部下の方への「どうにか分かってほしい」という想いが強すぎて、長所が短所になりうっとおしがられただけなんです。
お二人とも性格が似ているからこそアプローチの仕方が解決のヒントになると思います。
ありがとうございます！やってみます！
無事悩みが解決しそうで、良かったですね
うん、お二人が自分らしく活躍できる関係性を築けたらいいね。自分らしく生きるっていうのは、自分をもっと知ること。意外と自覚していない本質や才能があったりするんだ
占いの力ってホント、すごいですよね～。人間の奥深～くまで見えてくるっていうか……
うん、根拠の無い当てずっぽうとは違ってちゃんとした統計学だと僕は思っているからね。占いはね、現状を知り明日への行動を促してくれる力を持っているんだよ
占いは潜在意識と顕在意識を知ることができる最強のツールである。
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